旦那が飲み会で遅くなる日は決まって
私は会社からまっすぐ彼の元に行く。
旦那はお酒が入ると自制心がきかなくなる人。
毎回終電近くまで右も左もわからなくなってからしか
帰ってこないことはわかってる。
タイムリミットは12時、私が普通の主婦に還る時間。
いつものように彼の元へ向かう途中、携帯がけたたましく鳴った。
着信メロディーは彼じゃない。
ウインドウを覗くと旦那の名前。時間は8時半。
血の気が引くのを感じながら恐る恐る電話に出ると
怒った旦那の声がする。
「今駅に着いたから迎えに来いよ」
突然の出来事に言葉も出ない。
私が今いるところから自宅近くの駅までは余裕で1時間かかる。
何とか取り繕いながらすぐには行けない事を伝えると
なんとかごまかしきれた様子。
彼に電話をし、すぐそばまで来ているが行けなくなったことを伝える。
黄色から変わる信号で強引にUターンをし、家まで急いで戻ろうとした。
1秒でも早く戻らなければ。
・・・・・たとえ1秒でも彼の顔が見たい。
車を道路わきに止め、私が車から降りたその先には
いつもの見慣れた彼の部屋のドアが。
ドアを開けてくれた彼の驚いた顔を見たら
自分のしてることの大胆さが身に染みてきた。
「来れないって言わなかった?」と笑う彼を見ていたら
さっきの動揺が嘘のよう。
「近くだったから顔見て帰ろうと思ったの。」と
彼の腰に手を廻して
束の間の彼のカタチを感じて。
「じゃあ、帰るね。」と振り切るように部屋を後にしようとしたけど
振り返ってキスをした。
自宅へ戻ると冷ややかな目をした旦那がそこに座っていた。
私は会社からまっすぐ彼の元に行く。
旦那はお酒が入ると自制心がきかなくなる人。
毎回終電近くまで右も左もわからなくなってからしか
帰ってこないことはわかってる。
タイムリミットは12時、私が普通の主婦に還る時間。
いつものように彼の元へ向かう途中、携帯がけたたましく鳴った。
着信メロディーは彼じゃない。
ウインドウを覗くと旦那の名前。時間は8時半。
血の気が引くのを感じながら恐る恐る電話に出ると
怒った旦那の声がする。
「今駅に着いたから迎えに来いよ」
突然の出来事に言葉も出ない。
私が今いるところから自宅近くの駅までは余裕で1時間かかる。
何とか取り繕いながらすぐには行けない事を伝えると
なんとかごまかしきれた様子。
彼に電話をし、すぐそばまで来ているが行けなくなったことを伝える。
黄色から変わる信号で強引にUターンをし、家まで急いで戻ろうとした。
1秒でも早く戻らなければ。
・・・・・たとえ1秒でも彼の顔が見たい。
車を道路わきに止め、私が車から降りたその先には
いつもの見慣れた彼の部屋のドアが。
ドアを開けてくれた彼の驚いた顔を見たら
自分のしてることの大胆さが身に染みてきた。
「来れないって言わなかった?」と笑う彼を見ていたら
さっきの動揺が嘘のよう。
「近くだったから顔見て帰ろうと思ったの。」と
彼の腰に手を廻して
束の間の彼のカタチを感じて。
「じゃあ、帰るね。」と振り切るように部屋を後にしようとしたけど
振り返ってキスをした。
自宅へ戻ると冷ややかな目をした旦那がそこに座っていた。
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