旦那が飲み会で遅いのはわかっていた。
でも前回のように早く帰ってこられてはまずい。
友達と食事に行く約束をした、と
夕飯の支度はせずに旦那を見送った。
今日は遅くても11時には戻っていなくては
そう自分に言い聞かせていたのに
彼の部屋へ行くと時計の進みがとても速い。
時間は平等だと言うけれど、きっと彼といるときだけ
魔法の時計になるんだ。
刻一刻と帰る時間が迫っているのに
私は彼の部屋で何もしない贅沢な時間を満喫していた。
膝枕したり、何も話さなくても
退屈にならない時間があるなんて。
彼に触れていなくても 私に彼が触れなくても
私はこの部屋で彼と一緒に時間を過ごせるだけで
とても穏やかで満ち足りた気持ちになる。
そんなゆったりした時間に身体をあずけて
彼の「帰らなくていいの?」という呼びかけも
その時の私には子守唄程度にしか聞こえなかった。
「うん・・もう少し・・・もう少し・・ね」
と夢心地になっていた私の
心臓を貫くように旦那からの着信があった。
でも前回のように早く帰ってこられてはまずい。
友達と食事に行く約束をした、と
夕飯の支度はせずに旦那を見送った。
今日は遅くても11時には戻っていなくては
そう自分に言い聞かせていたのに
彼の部屋へ行くと時計の進みがとても速い。
時間は平等だと言うけれど、きっと彼といるときだけ
魔法の時計になるんだ。
刻一刻と帰る時間が迫っているのに
私は彼の部屋で何もしない贅沢な時間を満喫していた。
膝枕したり、何も話さなくても
退屈にならない時間があるなんて。
彼に触れていなくても 私に彼が触れなくても
私はこの部屋で彼と一緒に時間を過ごせるだけで
とても穏やかで満ち足りた気持ちになる。
そんなゆったりした時間に身体をあずけて
彼の「帰らなくていいの?」という呼びかけも
その時の私には子守唄程度にしか聞こえなかった。
「うん・・もう少し・・・もう少し・・ね」
と夢心地になっていた私の
心臓を貫くように旦那からの着信があった。
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