心の壁

2004年6月6日
「別れたい」そう切り出すたびに
私はヒステリックに泣き、叫び、怒り、
空回りな自分に疲れ始めていた。

そんな私を見た旦那は
ますます心を乱して行き、仕事に行けなくなってしまった。

かかりつけの病院で、私だけ先生に呼ばれ
「彼は適応障害なの。病気じゃないわ、性格なの。」と
優しく私の肩を撫でた先生は
「よく頑張ったわね、辛かったでしょ?」と、私の顔を覗き込んだ。

やっと・・・やっとわかってくれる人に会えた。

堪えきれずにその場で泣き崩れてしまった私に先生は
「まだ夫婦、家族なんだから面倒は見ないといけないよ?」と
また、優しく背中をさすってくれた。

目に刺さるようなキツイ黄色の封筒を握り締めて
紹介された病院へ旦那と向かった。

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