招かれざる客

2004年6月14日
あんなに望んでいた別居。
厳密に言えばこれは別居には入らないのかもしれない。

もてあましてしまった時間を
どう過ごそうか思慮する前に
自宅の電話が鳴った。

「もしもし・・・?」
と電話の向こうの記憶にある声。
関西なまりのあるその声に
まだ現実に戻れない私を感じていた。

私は少し前まで、旦那と同じ会社でバイトをしていた。
その時からその人は私に何かと失礼なことばかり言う人で
印象はあまり良くない。
旦那と同期入社という事でたまに言葉を交わす程度の人だったが
何故私にばかりキツくあたるのかがわからなかった。

遠まわしに聞こえてきたが
その理由はバカバカしい、の一言に尽きる。
夫婦は同じ職場で働くことは出来ないが、
幸いにも私と旦那は配置場所、仕事の内容が違う。
その人も自分の奥さんを社内に置こうと算段したわけだが
上記の理由で断られたのだそう。

八つ当たり、だったってこと。

何の用事だろう・・?と思いながら
相手の出方を窺っていると
「調子悪いみたいだね?名簿見たら役職取れてるじゃん。
それに入院するんだって?」とまくし立てる。

だったら どうだって言うのよ。

「あの・・・疲れているので失礼させて頂いてもよろしいですか?」
と、その人の質問には何一つ答えず受話器を置いた。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

日記内を検索