不安定な時間

2004年9月27日
彼の家へまっすぐ向かうことも出来ずに
私は少し遠回りをすることに決めた。

電車に乗り、窓の外を見つめ
今日したことにぬかりはなかったか、
これからのことをどうするか
仕事のこと、彼のこと、旦那のこと・・・。

答えが出ないばかりか
何の解決も打開策も見つからない。

電車から見える風景を眺め
何を考えるでもなくぼんやりとしていたはずなのに
ひとりぽっちになってしまうかもしれない不安に
思わず涙がこぼれた。

今向かっているのは彼の家だというのに・・・。

彼が私を受け入れることはないのかもしれない、と
この時私は感じていた。
不安はきっと離婚ではなく、彼のことだと確信した。

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