大きな声

2004年9月28日
彼の前ではそうそう露骨な顔もしてはいられない。
今日してきたことを淡々と話し
いつものように食事を摂り 私たちは眠りについた。

本当なら抱きしめてもらいかった。
本当なら今日だけは甘えさせて欲しかった。

そうしてくれなかったのは、
きっと彼にも何か思うことがあるはずだから。

彼の寝息を確認した後
たまらなく寂しくなった。

涙が、止まらなかった。

理由は、わからなかった。

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